2011-02-07

旅行記2011 - A voir 見る パリ編

初日は夕方着だったため、ラファイエットの食料品売り場をうろついて水を仕入れて終了。相変わらずこの店は日本人が多い。思い出したのだけど、私は11年前にもここに来ている。店のレイアウトは変わったかもしれないが、確かにこの近くのホテルに1日だけ泊まった。

今回、階数は地上階を0階と表記する。1階足して想像されたし。

写真

2日目
■ トリニテ教会 Sainte Trinite
モロー美術館に行く時、最寄のバス停がTriniteだったのでついでに寄った。







■ ギュスターヴ・モロー美術館

細い路地に面した普通の家っぽい建物で、矢印看板はあるものの事前に通りの名前などは頭に入れておくことを勧める。
0階でチケットを買う。カバンの中を見せろと言われ、先に来ていた日本人はロッカーに入れるように指示されたが、私はそのまま行けと言われた。何を確認していたのかは分からない。カメラだろうか?私も持っていたのだけど。見張りの人が厳しく監視していて、写真がダメなら表示しておけばいいのにと思った。怖いからカメラは出さず。 1階はモローの居住空間が再現されていて、部屋にはコレクションの絵画や磁器などが並んでいる。柵があって奥には入れない。部屋はどれも小さく、調度品もこじんまりしている。2階と3階はモローの作品が展示されている。ここはほとんど仕切られておらず、天井が一気に高くなって開放感が強調される。日本語の解説ボードあり。神話や宗教をモチーフにした大小の絵画がずらりと並び、デッサン画のコレクションも見ることができる。一角獣の絵が修復か貸し出しのためになかったのが残念。

この日は小学生高学年か中学生ぐらいの子供たちが見学に来ていた。見事に白人しかいない。顔が私の半分ぐらいしかなく、足が細長い。しばらくすると飽きてしまったのか、椅子や床に座ってお喋りに興じていて(うるさくはない)、そのうち引率の先生と帰っていった。カメラで記念撮影などしている。あれ?カメラいいのか?私は0階のショップでポストカード2枚、オフィシャルガイド的なカタログを購入。

■アンヴァリッド
廃兵院。軍事博物館がある。チケットは自動販売機方式で、カードも可。オーディオガイドは日本語もあり。地下はシャルル・ド・ゴールに関する膨大な展示というか、映像資料がある。生涯を写真と映像で振り返る試み。無駄なテクノロジーが駆使された映像美が炸裂しているので、近未来的なものが好きな人にはお勧めだ。映画館みたいなスペースもある。ここは17時前に追い出されるので、じっくり見たい人は遅くとも13時か13時半には中に入っていた方が良い。私は廟まで見る時間がなかった。建物の窓が特徴的。あとで写真を載せたい。

いわゆる電子書籍

平日の午後で、私のほかは小さな子供をつれた親やおじいちゃん、フランスの軍人、観光客。大人は何を思って小さな子を連れてきているのだろうか、と考えた。「幼子よ、彼がわが国の誇るシャルル・ド・ゴール将軍である」とか言っているのかなあ?第二次大戦の時に国民に対して抗戦を呼びかける声明文などは、確かにフランス国籍がある人は知っておくべきことだろう。軍人は「ふーん」みたいな感じで特に見入ってはいなかったけど。
上の階は昔の武器や軍服、地形の模型などが展示されている。軍装の資料としての絵画もあり。圧巻の物量。日本だって大昔の着物が博物館にあるのだから不思議はないが、こんなに前の時代のものがほぼ完全な形で残っているのは凄い。洋装はパーツが多いし。日本刀の鍔が大好きな私は、意匠の凝ったサーベルの柄に夢中。軍装も見ていて楽しい。シングルのボタン合わせ(学生服っぽいやつね)になる前までの時代がいいよ。体格はあまり良くないんだなあ、と思いつつ眺める。背丈と骨格が私とほとんど変わらない。むしろ私には入らない細さの上着もある。靴のサイズもそう。ただし、頭はめっちゃ小さい。幅が2/3ぐらい。どうして?
気に入ったものを写真に撮っていたら、職員に声をかけられたので「カメラはダメだったんですか?」と言うと、「いやそうじゃない」と。まさかねえ、職員が勤務時間中にナンパするとは思わなかったよ。適当に巻いて退散。悪い人じゃなさそうだったけど、アジア系女性大好きって非アジア男性が苦手。褒めまくって感情表現が大げさな人も苦手。疲れる。何より、私は幸薄そうな色白の人がいいんだよ。指が細くって、手が白い。人種差別の謗りは受ける、あんなガタイの良すぎる黒人のおにーさんは無理だ。「外国人に声かけられる人は日本人にはもてない」説ってありますよね。あれはその通りです。日本でも海外でも、西洋人や黒人の男連れたアジア系の女は正直微妙な顔(日本的な美意識によれば)だ。妙に自信たっぷりなのが更に微妙さを増幅させている。私もアンヴァリッドでナンパされたという方いらしたら、教えてください。他にどんだけ声かけてるのか知りたい。まあ、女ひとりでアンヴァリッド行く人はそんなにいないかな・・・また行きたい場所ではあるけど、こういうことがあるとねえ、行きづらいわ。

次の日の朝にパリを発ったので、パリ編は終わり。

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